人形って一体…

 今日は午後から東京都現代美術館へ行く。映画「イノセンス」の関連イベントである「球体関節人形DOLLS OF INNOCENCE' 人は何故自分の似姿を造りたがるのか。」が最終日だったのでぜひともということで足を運んだ。そんな人は来ないだろうなと思って当日券で入ろうと思ったのだが、イベントの入り口付近には30mぐらいで6列の人数がいたのには驚いてしまった。同時開催で「私はどこから来たのか/そしてどこへ行くのか」といったイベントのセットで1500円を払って入場した。
 正直言うと私はあまり人形は好きではない。いくら成功に作ってあったとしても、なんか冷たさを感じてしまうからだ。そんな感情を持ちながら鑑賞した訳だが、全体的にエロティカルな雰囲気が漂い、少々眼のやり場困る部分もあったが、とても興味深い展示会だった。確かにここの空間は何かクラシカルな異次元の空間になってしまったようである。映画関連ではPVと押井守監督がロケハンのスライドが流れていたが、これを眺めていたら「ここのシーンは香港のこういうところで使われていたんだ・・・」とか、「ドイツで人形のイメージシーンを考えていたんだな・・・」といろいろと思いながら観た
 その後同時開催のイベントに行ったんだが、その中で北島敬三のポートレートを題材にした作品と、山口晃の墨絵を用いた空想日記がとても興味深かった。最後に売店に行き、「球体・・・」関連のピンバッジを探したが、販売していなかったので何も買わずに帰ったのであった。